SERVICE
工場センターでは、紙面データ受信、刷版の作成、配達地域ごとに異なる印刷部数および印刷順の管理、印刷された新聞の梱包および配送トラックへの引き渡し、無事に新聞が販売店に届くまでの連絡窓口となるなど、印刷前後の多岐に渡る管理業務を担当しています。さらに設備の保全業務、トラブル対応も担っています。
受信した紙面データから刷版を作成する設備です。CTPとはComputer To Plateの略で、紙面データは直接刷版(Plate)に焼き付けられます。
2020年度にCTPを無処理版用の設備に更新、湿式の現像工程を廃止した結果、現像液等廃液の排出はゼロとなり、大きな環境負荷低減を実現しました。
当社では輪転機を3セット保有しており、各セット最大40ページ(モノクロ24ページ、カラー16ページ)、90,000部/時間の新聞を印刷できる性能を備えています。しかし、その性能を発揮させるには毎日のメンテナンスは欠かせません。輪転機のトラブルによる印刷の遅れは販売店への配送遅れ、ひいては購読者のお宅への配達遅れに直結します。それらを未然に防止するため、印刷オペレーターは紙面品質を確保する様々な業務、および輪転機を安定稼働させるメンテナンス業務に日々取り組んでいます。
輪転機で印刷された新聞は、自動的に一部ずつキャリアで搬送、販売店ごとの必要数に梱包され、更にコンベアでトラックヤードまで搬送されます。 トラックの出発時間が迫る中、工場センター担当者は分刻みで配送先、配送数に誤りがないかをチェックし確実にドライバーに引き渡します。